サドルフィッティングとは?馬とライダーに合う鞍を考える基本
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サドルフィッティングとは、鞍が馬の背中とライダーの双方に適切に合っているかを確認することです。鞍のサイズ表記だけで判断するものではありません。
まだ鞍の種類や基本構造がよく分からない場合は、先に「乗馬用の鞍とは?」を読むと理解しやすくなります。
鞍を選ぶときに知っておきたい言葉が、サドルフィッティングです。
初めて聞くと難しく感じるかもしれません。
簡単にいえば、
「その鞍が、馬とライダーに適切に合っているかを確認すること」
です。
なぜ鞍にはフィッティングが必要なのか
馬の背中は一頭ずつ違います。
背中が広い馬。
比較的細い馬。
肩周りが発達している馬。
背中のラインが大きく異なる馬。
同じ品種や似た体格に見えても、実際の形は同じではありません。
人が靴を体型だけで選べないのと同じように、鞍も単純な一つの数字だけでは判断できません。
鞍を置く位置を見る
まず重要なのが、鞍が適切な位置に置かれていることです。
前すぎたり後ろすぎたりすると、もともと適切な鞍でも正しい状態で使用できません。
そのためフィッティングでは、鞍そのものだけでなく、馬装したときの位置も確認します。
前後のバランスを見る
横から見たとき、鞍が極端に前下がり、または後ろ下がりになっていないかを見ます。
鞍のバランスが変われば、ライダーが座ったときの位置にも影響します。
ライダーが自然に中央へ座れるかという視点も重要です。
馬との接触を見る
鞍の馬側にはパネルと呼ばれる部分があります。
馬の背中へどのように接しているのかも確認します。
一部分だけに過度な負担が集中していないかなど、専門的な視点で確認していくことがあります。
肩の動きを考える
馬は騎乗中に肩を大きく動かします。
そのため、静止して鞍を置いた状態だけでなく、馬が実際に動いたときの状態も大切です。
鞍が馬の動きを不自然に妨げていないかを見ることも、フィッティングを考える理由のひとつです。
ライダーへのフィットも重要
サドルフィッティングというと馬側だけを考えがちですが、ライダーも重要です。
特にシートサイズについては、単純に身長だけで決めるものではありません。詳しくは「乗馬用の鞍のサイズはどう選ぶ?」で解説しています。
脚の長さ。
膝の位置。
あおり革との関係。
座ったときのバランス。
なども確認します。
つまり理想は、
馬だけに合う鞍
でも、
ライダーだけに合う鞍
でもなく、
馬とライダー双方に合う鞍
です。
一度合わせたら終わりではない
馬の身体は変化します。
トレーニングによって筋肉が発達することもあれば、休養などによって体型が変わることもあります。
そのため以前問題がなかった鞍でも、長期間そのままでよいとは限りません。
定期的に状態を見ることが大切です。
ゼッケンだけで解決しようとしない
鞍のフィットが気になると、
「厚いゼッケンを入れればいいのでは?」と思うことがあるかもしれません。
しかし、ゼッケンの厚みを変えることで鞍全体のフィットが変化する場合があります。
ゼッケンそのものの役割や厚みについては、「乗馬用ゼッケンの選び方」も参考にしてください。
鞍選びでは実際に確認する
鞍は比較的高額で、長く使う馬具でもあります。
スペック表だけで決めるより、
実際に馬へ乗せる。
ライダーが座る。
騎乗する。
状態を見る。
といった過程を通して選ぶことが重要です。
IKONICでも、実際の条件で鞍を試し、馬とライダー双方へのフィットを確認するサドルトライアルを行っています。
まとめ
サドルフィッティングとは、
「鞍のサイズを測る作業」だけではありません。
馬の身体。
鞍。
ライダー。
そして実際の動き。
これらをまとめて考えるものです。
自分の鞍を検討するときは、「何インチを買えばいい?」だけでなく、馬とライダーの組み合わせとして鞍を見ることから始めましょう。
鞍を選ぶときは、種類・サイズだけでなく、馬とライダー双方へのフィットを確認することが大切です。
EPOQUE CHEVALでは、今後IKONIC SADDLESを中心に、鞍選びやフィッティングについて相談できる環境を整えていきます。