乗馬用品の選び方|自分に合った馬具・ウェアを選ぶために大切なこと
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乗馬を続けていると、少しずつ自分の道具が増えていきます。
ヘルメット、グローブ、キュロット、ブーツ。
さらに騎乗スタイルや競技によっては、ジャケットやプロテクター、鞍、頭絡など、必要なものも変わってきます。
乗馬用品にはさまざまなブランドや価格帯があり、選択肢も豊富です。
だからこそ、
「どの商品が一番良いか」ではなく、「自分や馬にとって何が合っているか」
という視点が大切になります。
今回は、乗馬用品を選ぶときにEPOQUE CHEVALが大切だと考えているポイントをご紹介します。
これから乗馬用品を揃え始める方は、まず「乗馬初心者が最初に揃えたいもの」から読むと、必要な用品の優先順位が分かりやすくなります。
乗馬用品は「安全・フィット・機能・デザイン」で考える
乗馬用品を選ぶとき、ひとつの基準だけで判断するのは難しいものです。
私たちは、大きく4つの視点から考えることをおすすめしています。
安全性
フィット感
機能性
デザイン
馬術用品である以上、安全性は欠かせません。
一方で、どれほど機能性に優れた商品でも、自分の身体や騎乗スタイルに合っていなければ快適には使えません。
そして乗馬を長く楽しむのであれば、
「使いたい」
「身につけたい」
と思えるデザインであることも大切です。
乗馬用品は、単に必要だから身につける道具ではなく、馬と過ごす時間をともにするものだからです。
まず優先したいのは身体に直接触れる乗馬用品
自分の乗馬用品を揃えていく場合、まず検討したいのが身体に直接触れるものです。
特に、
- ヘルメット
- グローブ
- キュロット
- 乗馬ブーツ
- チャップス
などは、サイズやフィット感によって騎乗中の感覚が変わりやすいアイテムです。
一つずつ見ていきましょう。
ヘルメット|安全性とフィット感を最優先に
乗馬用品の中でも、特に慎重に選びたいのがヘルメットです。
デザインや価格だけではなく、
- 頭の形に合っているか
- 騎乗中にずれないか
- 圧迫感が強すぎないか
- 適切に固定できるか
- 必要な安全基準を満たしているか
などを確認します。
同じサイズ表記でも、メーカーやモデルによってフィット感は異なります。
可能であれば実際に試着し、自分の頭の形に合ったものを選ぶことが大切です。
ヘルメットについては、
「有名なブランドだから」ではなく、「自分に正しくフィットするか」
を第一に考えたいアイテムです。
サイズや頭の形、安全性、試着時に確認したいポイントについては、「乗馬用ヘルメットの選び方」で詳しく解説しています。
グローブ|手綱との感覚を大切にする
グローブは比較的小さなアイテムですが、騎乗中は常に手綱と接しています。
そのため、
- 手綱の感覚
- グリップ力
- 指の動かしやすさ
- フィット感
- 蒸れにくさ
- 耐久性
などを確認するとよいでしょう。
厚手のグローブと薄手のグローブでは、手綱から伝わる感覚も変わります。
「滑りにくいものが好き」
「できるだけ素手に近い感覚が欲しい」
など、好みによって選ぶ商品も変わってきます。
価格だけでは判断しにくいからこそ、自分の感覚に合ったものを見つけたいアイテムです。
キュロット|見た目以上に騎乗感を左右する
キュロットを選ぶときは、デザインだけでなく騎乗中の動きやすさも重要です。
チェックしたいのは、
- 腰回りのフィット
- 膝や股関節の動かしやすさ
- 生地の伸縮性
- シート部分のグリップ
- 季節に合った素材
- 長時間着用したときの快適性
などです。
最近ではシリコングリップの位置や強さにもさまざまな違いがあります。
グリップが強いほど良いとは限らず、自分の騎乗スタイルとの相性が重要です。
馬との動きを自然に感じたい人と、鞍上での安定感を重視したい人では、好みが異なることもあります。
乗馬ブーツは「サイズ」だけで選ばない
乗馬用品の中でも、特に選ぶ楽しさと難しさがあるのがブーツです。
ロングブーツであれば、
- 足のサイズ
- ふくらはぎ周り
- 筒丈
- 足首のフィット
- 革の硬さ
- 馴染み方
などを見る必要があります。
単純に普段履いている靴と同じサイズを選べば良いというわけではありません。
サイズ・素材の考え方については、「乗馬ブーツの選び方」もあわせてご覧ください。
足首がどう動くかを見る
騎乗中、足首は馬とのコミュニケーションにも関わります。
ブーツが硬すぎれば足首を動かしにくく感じることがあります。
一方、柔らかすぎるブーツよりも、適度なサポート感を好む人もいます。
新品の状態だけを見るのではなく、
「馴染んだあとにどのような履き心地になるか」
までイメージして選ぶのがおすすめです。
騎乗するときと歩くときでは印象が変わる
ショップで履いたときには快適でも、実際に鞍に乗ると印象が変わることがあります。
逆に、最初は少し硬く感じたブーツが、使用するうちに自分の脚に馴染んでいくこともあります。
乗馬ブーツは単なるファッションアイテムではありません。
鐙との接触や脚の使いやすさなど、騎乗そのものにも関わる道具です。
だからこそ、
見た目と騎乗感の両方から選ぶ。
これが大切です。
馬が身につける馬具は「馬に合っているか」が最優先
ライダー用品とは少し考え方が変わるのが、
- 鞍
- 頭絡
- ハミ
- 腹帯
- プロテクター
- ゼッケン
など、馬が使用する馬具です。
これらを選ぶ際に最も大切なのは、
馬に合っていること。
です。
鞍はブランドだけで選ばない
鞍は特にフィッティングが重要な馬具です。
人にとって座りやすくても、馬の背中に合っているとは限りません。
馬体、背中の形、筋肉の状態などによって適したものは変わります。
鞍について判断するときは、インストラクターや専門家などに相談しながら選ぶことをおすすめします。
高価な鞍だから良いのではなく、
その馬とライダーの組み合わせに合っているか。
そこが最も重要です。
馬とライダー双方への鞍のフィットについては、「サドルフィッティングとは?」で詳しく解説しています。
頭絡やハミも馬によって変わる
馬の口や頭の形、乗り方によって、適した頭絡やハミも変わります。
見た目だけではなく、
「なぜこの馬具を使用するのか」
まで理解したうえで選ぶことが理想です。
馬術用品には長い歴史の中で生まれてきたさまざまな形があります。
それぞれの役割を知ると、普段使っている馬具を見る目も少し変わってきます。
頭絡の構造やフィッティングについては「頭絡とは?」、ハミの種類や作用の考え方については「乗馬用ハミの種類とは?」で詳しく紹介しています。
高価な乗馬用品なら良いとは限らない
乗馬用品は価格帯が非常に幅広いジャンルです。
数千円で購入できるものから、数万円、数十万円になるものまであります。
もちろん価格の高い商品には、
素材。
縫製。
耐久性。
機能。
デザイン。
ブランドのものづくり。
など、それぞれ理由があります。
ただし、
価格と自分との相性は必ずしも比例しません。
例えば非常に高価なグローブでも、自分の手に合わなければ快適には使えません。
反対に、比較的シンプルな商品でも、自分の騎乗スタイルにぴったり合う場合があります。
「高いものを選ぶ」より、
「長く使いたいと思えるものを選ぶ」
という考え方がおすすめです。
買い替えのサインも見逃さない
乗馬用品は長く使えるものも多い一方、消耗する道具でもあります。
特に安全に関わるものについては、見た目だけでなく状態を定期的に確認することが大切です。
例えば、
革に大きなひび割れがある。
縫製部分が傷んでいる。
金具に不具合がある。
グローブが摩耗して滑りやすくなっている。
ブーツのソールやファスナーが傷んでいる。
など、小さな変化が買い替えを考えるきっかけになります。
愛着のある道具だからこそ、無理に使い続けるのではなく、
必要なタイミングで手入れや交換をすることも、道具を大切にすることの一つです。
手入れまで考えて選ぶ
乗馬用品を購入するときに、ぜひ考えてほしいのがメンテナンスです。
特に革製品は、騎乗後の汗や砂、泥などが付着します。
使用後に汚れを落とし、素材に適した方法でケアする。
それだけでも、道具の状態は変わってきます。
購入するときに、
「どう使うか」
だけではなく、
「どう手入れしていくか」
まで考えておくと、より長く愛用しやすくなります。
機能性だけでなく「好きだと思えること」も大切
乗馬用品には、安全性や機能性が求められます。
しかし、それだけでなく、
デザイン。
素材。
質感。
色。
ブランドの背景。
といった部分から選ぶことも、馬術を楽しむ一つの方法だと私たちは考えています。
お気に入りのブーツを履く。
気に入ったグローブを手に取る。
丁寧に手入れした馬具を準備する。
それだけで、クラブへ向かう時間が少し楽しみになることがあります。
馬術において道具は、単に競技をするためのものではありません。
馬と過ごした時間が積み重なっていく存在でもあります。
自分に合った乗馬用品を少しずつ見つける
最初からすべてを揃える必要はありません。
乗馬を続けながら、
「ここをもっと快適にしたい」
「この道具は自分のものが欲しい」
と思ったタイミングで、少しずつ選んでいく。
それも乗馬用品を楽しむ方法の一つです。
大切なのは、
高価かどうか。
有名なブランドかどうか。
誰かと同じものかどうか。
ではありません。
自分の騎乗に合っていること。
馬にとって適切であること。
そして、長く使いたいと思えること。
EPOQUE CHEVALでは、ただ商品を並べるだけではなく、それぞれの道具の役割や選び方、その背景にある馬術文化までお伝えしていきたいと考えています。
馬と過ごす時間を、より心地よく。
そして、道具を選ぶ時間も馬術の楽しみのひとつに。
EPOQUE CHEVAL — 馬術の新しい時代へ。